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第47回県消防救助技術大会へ向けた福島市消防本部の消防長査閲は20日、市消防訓練センターで行われ、選手が日頃の訓練の成果を披露した。本部からは14人が出場する。
査閲は一般公開され、市内の幼稚園児や住民が見守った。
選手は深さ7メートルの地下から救助を想定した「引揚救助」、災害現場の障害を想定し、高塀やはしご登坂など5カ所の障害を乗り越える「障害突破」、要救助者をロープを用いて救出する「ロープブリッジ」の3種目を披露した。
引揚救助チームのリーダーの菅野淳斗さん(26)=福島消防署清水分署=は「普段はしないミスをしてしまった。本番ではいつも通りの力を発揮したい」と意気込んだ。橋本則昭消防長は「最後まで諦めずに勝利をつかみ取ってほしい」と激励した。
県大会は26日に市内の県消防学校で開かれる。障害突破の選手は仙台市で7月29日に開催される東北大会に出場する。
出場選手は次の通り。
▽引揚救助=武石連(福島南消防署)菅野淳斗(福島消防署清水分署)菅野喜稀(福島南消防署信夫分署)八巻柊斗(福島消防署)庄司昂平(飯坂消防署東出張所)
▽障害突破=秋元栄太(飯坂消防署東出張所)佐原玲結(福島消防署)佐久間雅也(飯坂消防署)熊坂瀬那(福島南消防署信夫分署)駒橋歩(福島消防署清水分署)
▽ロープブリッジ救出=斎藤航(福島消防署西出張所)遠藤周平(飯坂消防署)渡辺啓悟(福島南消防署信夫分署)山田陽輝(福島南消防署)(県北版)