福島のニュース
福島民報社は24日、福島県大玉村、村教委との間で、地域の未来を切り開く人材育成を推進するための連携協力協定を締結した。新聞をはじめとしたそれぞれの資源を活用し、教育振興に取り組む。締結は県内4自治体目で、村とは初めて。
締結式は村役場で行われた。押山利一村長と渡辺敏弘村教育長、福島民報社の芳見弘一社長が協定書に署名し、取り交わした。押山村長は「子どもたちの文字離れが進む中、新聞の情報は貴重。村合併70周年の節目の年に協定締結できたことは感慨深い」と語った。渡辺村教育長は「社会が多様化する中で質の高い情報を集め、適切に選択判断し活用し行動できる力を身に付けることは大切なこと」と述べた。芳見社長は「元気な古里に重要なのは、若い力をいかに育てるかということ。村の発展に寄与できるよう全力を尽くす」と誓った。
押山義則村議会議長と武田正男副村長、村教育委員ら、福島民報社から安斎康史常務らが出席した。
新聞を生かした教育、記事情報の活用支援、地域課題の共同調査・研究などに取り組む。村内の小中学校で新聞を活用した出前授業を積極的に実施する。