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福島県金山、会津坂下、湯川、柳津、会津美里、三島、昭和の7町村でつくる両沼地方町村会と佐川急便南東北支店は25日、災害時備蓄物資の管理に関する協定を締結した。7町村が共同で備蓄物資を所有し、同社が保管、在庫管理する。同社が複数の自治体と同様の協定を結ぶのは初めて。
協定書によると、地震、豪雨、豪雪など大規模災害に備え、7町村が共同で一括所有する食糧や生活必需品などの備蓄物資を、同社が平時から適切に管理する。会津美里町の湯島運輸倉庫で管理する。災害発生時には、同社が被災者に管理物資を届ける。
締結式は会津美里町役場で行われ、両沼地方町村会長の押部源二郎金山町長、古川庄平会津坂下町長、佐野盛至湯川村長、小林功柳津町長、杉山純一会津美里町長、矢沢源成三島町長、舟木幸一昭和村長、鈴木将義佐川急便南東北支店長が協定書を交わした。押部会長は「災害時の迅速、的確な対応は被災者支援の生命線。先駆的な協定は心強い」とあいさつした。(会津版)