冊子600号記念、合同句集「仰歩集」発刊 福島県西郷村の村仰歩句会 51年の歩みを凝縮

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冊子600号記念、合同句集「仰歩集」発刊 福島県西郷村の村仰歩句会 51年の歩みを凝縮

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福島県西郷村の俳句愛好者が集う村仰歩句会は冊子600号を記念した合同句集「仰歩集」を発刊した。会員14人の俳句に寄せる熱意や発足から51年間の歩みが詰まった読み応えのある句集となっている。
同会は1974(昭和49)年2月に会員13人で設立され、月1回の定例句会を開く度に簡易な冊子を作製してきた。今年2月に節目の600号に達し、記念の合同句集を発行することにした。
会員や講師がそれぞれ12句ずつ詠み、収録している。日常の自然現象や万物の営みを巧みにとらえた力作が並んだ。末尾には発足以来の略年表もある。
合同句集は100部作り、村内の小中学校や村役場、図書館などに配布した。和知肇会長(81)は「先輩から引き継いで幾星霜、何とか続けられた。俳句で自然を見る目が養われた。1000号を目指して句会を継続していく」と話している。
同会は毎月第4土曜日午後1時30分から村文化センターで定例句会を開いており、会員を随時募集している。問い合わせは和知会長へ。(県南版)