福島のニュース
東京都のカメラマン、斉藤和記さんは相馬野馬追の写真集「相馬野馬追ファンガイドvol.3」を発刊した。25日に福島県の南相馬市役所を訪れ、門馬和夫市長にお披露目した。
2023(令和5)年から毎年1回、発刊している。今回は初めての5月開催となった2024年の相馬野馬追を記録した。
総大将出陣から甲冑競馬、神旗争奪戦、野馬懸など3日間にわたる祭典をはじめ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後、14年ぶりに復活した双葉町での騎馬会凱旋、宵乗りと甲冑競馬の勝者、神旗獲得の全騎馬武者、出場者のインタビューなどを盛り込んだ。長年、モータースポーツの写真を撮影してきた経験を基に、迫力ある場面をとらえている。
斉藤さんは門馬市長に、「新暦になって初めての5月開催という歴史の節目を収めることができ感慨深い」と語った。門馬市長は「細かい記録になっており出場者の励みになる」と謝辞を述べた。
相馬野馬追ファンガイドvol.3は68ページで2000円(税込み)。南相馬市の南相馬観光協会などで販売している。斉藤さんの投稿プラットホーム「note(ノート)」では、1冊2200円(税、送料込み)で購入できる。
主な販売場所は次の通り。
▽相馬市=相馬中村神社、道の駅相馬▽南相馬市=野馬追通り銘醸館、セデッテかしま、道の駅南相馬、小高ストア、松月堂▽浪江町=道の駅なみえ(相双版)