福島のニュース
9月に開かれる陸上の世界選手権東京大会で、ウクライナの選手団が福島県白河市の総合運動公園陸上競技場で直前練習することが分かった。パリ五輪の女子走り高跳びで金メダルを獲得したヤロスラワ・マフチフ選手が参加する可能性もある。
市は期間中、陸上競技場のスタンドを開放し、市民に世界のトップレベルを実感してもらう考え。選手と市民が交流するイベントも検討したいとしている。
ウクライナ選手団は栃木県那須塩原市で事前合宿するが、練習場所がなく、4月中旬に同県大田原市と白河市に会場確保の打診があった。白河市では主にハンマー投げと走り高跳びの選手を受け入れることになった。期間は9月3日から開幕日の同13日まで。那須塩原市からバスで通う。
選手団は選手20人、スタッフ25人だが、白河市を訪れる人数は不明。白河市と市スポーツ協会で受け入れ準備を進めている。市スポーツ振興課の星嘉一課長は「多くの子どもたちに見てもらい、刺激を受けてほしい」と期待している。