葉っぱ切り絵アーティスト・リトさんのミュージアム１周年でイベント　サイン会でファンと交流　福島市飯坂町

福島市飯坂町の「リトリーフアートミュージアム福島」の開業１周年を祝うイベントは２８日、同美術館で繰り広げられた。世界的に人気を集める葉っぱ切り絵アーティスト「リト＠葉っぱ切り絵」さんがサイン会を実施し、ファンが交流を楽しんでいた。
リトさんはかつて、注意欠陥多動性障害（ＡＤＨＤ）と診断された。何か自分ならではの活動が発信できないかとアート作品の制作に取り組んできた。毎日のように作品を制作し、多くのファンから注目されている。
サイン会には県内外からファンが駆け付けて、リトさんと特別な時間を過ごしていた。
県は同日、同美術館でリトさんとリトさんの母「ゆきえ＠葉っぱ刺繍」さんによるトークショー「親子二人三脚で紡ぐ葉っぱのアート」を開いた。ゆきえさん自身がうつ病などを抱えていることを明かした。しかしリトさんとともにアート作品を制作することで症状は緩和。今では「私の作品も交流サイト（ＳＮＳ）で注目されたい！」と意欲を語った。リトさんは「物事に踏み出すこと、続けていくことが大切だ」と呼びかけた。