福島のニュース
競走馬の育成事業に取り組む株式会社「Blooming
Stables(ブルーミング
ステーブルス)」=東京都=が福島県浪江町に整備する競走馬育成施設の工事が30日、始まった。同日、現地で安全祈願祭が行われ、関係者が無事の完成を祈った。2028(令和10)年4月の開業を目指す。
末森、大堀両地区の東京電力福島第1原発事故に伴う特定復興再生拠点区域(復興拠点)と、帰還困難区域にまたがる約40ヘクタールの敷地に新設する。馬がトレーニングできる1000メートルの坂路コースや、1200メートルの周回コースを置く。最大512頭が収容でき、競走馬の幼少からレース引退までを管理・育成する。従業員の雇用人数は130人を見込み、従業員寮も設ける。
安全祈願祭に約30人が出席した。Blooming
Stablesの吉谷憲一郎社長がくわ入れし、「競走馬育成を通して、浪江町のさらなる復興に貢献する」とあいさつした。