福島のニュース
丸果会津青果(会津若松市)とJA会津よつばは30日、福島運送(福島市)の新聞輸送網を活用し、農作物の輸送を始めた。朝刊配送を終えたトラックが帰路で野菜を積み込み、JA会津よつばの下郷選果場まで届ける。荷台の空きスペースを利用して選果場に届けられた野菜は別の輸送網を使って翌日朝に関東のスーパーに陳列される。消費者に会津産野菜の魅力を発信する。
奥会津地域から下郷選果場までの運送を担当していたスタッフが退職したことから運び手を探していた。丸果会津青果が朝刊配送後に荷台が空く福島運送の新聞共同輸送便に着目した。
トラックが早朝、南会津町の新聞店に朝刊を配送した後、帰路にあるJA会津よつば昭和営農経済センターなどで生産者が袋詰めした採れたての野菜を集荷し、下郷選果場まで運び込む。選果場で検品などを受けた野菜は、関東地方の量販店「ヤオコー」の各配送センターへ当日中に出荷され、翌日朝に店頭に並ぶ。
初日は午前10時30分ごろ、新聞配送後のトラックがピーマンやナス、キュウリなどの野菜を下郷選果場まで運んだ。