町内でレストラン開業　福島県下郷町　地域おこし協力隊として３年間活動　高山兼輔さん　洋食とイタリアン楽しんで

福島県下郷町地域おこし協力隊として３年間活動した高山兼輔さん（３４）は町内でレストランを開業する。町猟友会の一員として有害鳥獣対策にも取り組み、「人がつながる大切さを教えてくれた地域の力になる」と意気込む。
高山さんは静岡県三島市出身。２０２２（令和４）年７月から協力隊を務め、鳥獣対策などの業務に当たった。
以前は東京都でイタリアンレストランの料理人を務めていた。その経験を生かし、町内中妻地区の空き店舗でレストランを営む。昼は洋食、夜はイタリアンを提供する予定だ。現在、開店準備を進めており、なるべく早い時期にオープンするという。
鳥獣対策にも引き続き尽力する。店が休みの日には山に入り、猟友会員として活動する予定だ。
協力隊としての退任式が６月３０日、町役場で行われた。星学町長が「積極的に活動してくれて心から感謝している」とたたえた。高山さんは「将来は店を増やして地域の雇用確保にも貢献したい。感謝の気持ちを込めて活動する」と話した。猟友会の山野辺宏会長が同席した。（会津版）