【ふくしま2025参院選】福島県内各党かく戦う

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【ふくしま2025参院選】福島県内各党かく戦う

福島のニュース


3日の参院選公示を前に、県組織のある主な政党の県内代表者は選挙戦に向けた決意を語った。■自民
事実上の政権選択選挙
矢吹貢一自民党県連幹事長
国、国民、暮らし、地方、そして福島を守るための大切な選挙だ。事実上の政権選択選挙であり決して負けられない。少数与党として臨む極めて厳しい戦いだが、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、物価高などの経済対策、少子高齢化対策などの課題に立ち向かうことができるのは自公政権だけである点をアピールし、一丸となって戦い抜く。■立民
消費者に安心打ち出す
宮下雅志立憲民主党県連幹事長
物価高が国民生活に影を落としている。食料品の消費税ゼロ%など消費者に安心感を与える政策を打ち出していく。政治とカネに端を発した政治不信についても、企業・団体献金の廃止といった有権者が納得できる決着をつける。参院選で政権を担える力をつけることが重要だ。国民のための政治をしっかり進めるためにも何としても勝利しなければならない。■公明
迅速対応には自公政権
伊藤達也公明党県本部幹事長
物価高を乗り越える経済・社会保障の確立を目指し、減税も給付も総動員して国民の生活を支える政策を訴える。県内で比例10万票獲得と党公認比例区候補の勝利に全力を尽くす。世界紛争やトランプ関税、復興・創生など国内外の課題に迅速に対応するには自公政権が必要であり、福島県選挙区では自民党公認候補へ強力なる心情的支援を繰り広げる。■維新
手取り上げ生活変える
鳥居作弥日本維新の会県総支部政調会長
市販類似薬の保険適用見直しや病床数の適正化、医療DXの推進などを公約に掲げている。社会保険料を引き下げ、手取りを上げることで暮らしを変える。現職が比例で立候補するが、東北では他党に比べ浸透していない。中通り・会津と、浜通りの二手に分かれて選挙カーを走らせ、交流サイト(SNS)などでも積極的に政策を訴えていきたい。■共産
自公勢力過半数割れに
町田和史共産党県委員長
昨秋の衆院選に続き、参院でも自公勢力を過半数割れに追い込む選挙となる。比例代表で共産党を伸ばすことに最重点を置きつつ、選挙区では立憲民主党からの要請と県民世論を受け、候補者の一本化を図った。それだけに「比例では共産党を伸ばして自公政権に審判を」、「国民のくらし優先で消費税減税を」、「原発ゼロ実現を」と強く呼びかけていきたい。■国民
「対決より解決」唱える
渡部優生国民民主党県連代表代行
世界情勢が混[こん]沌[とん]とする中、国民は物価高騰などで大変厳しい生活を強いられている。国民民主党はこれまでも「手取りを増やす」や「ガソリン税暫定税率の廃止」、「自分の国は自分で守る」など国民生活を豊かにするための政策を訴えてきた。今回の参院選においても、引き続き政策本位で「対決より解決」の政治姿勢を訴え、支持の拡大に努めていく。■社民
政党要件を懸けた戦い
狩野光昭社民党県連代表
得票率2%の確保と、比例代表、選挙区合わせて3人の当選を目指す。政党要件を満たすことを懸けた戦いとなる。県内では食料品の消費税率ゼロ、直ちに最低賃金1500円の実現、所得税が生じる「103万円の壁」を300万円まで引き上げる―の三つを主要政策として訴えていく。政治とカネの問題をきちんと正して、与党の過半数割れを実現する。■参政
日本人ファースト訴え
郡剛志参政党福島支部連合会長
党のキャッチフレーズとして掲げている「日本人ファースト」を大切にし、県内各地を回る。街頭演説を中心に、候補者の声で直接思いや支持を呼びかける。減税や積極財政、再生エネルギー推進の課題などをはじめとした、日本人、国土、自然環境を守るための政策を訴えていく。比例代表は全国で500万票を獲得することを目標に県連が一丸となる。