「金賞受賞酒を楽しむ会」で酒造りの舞台裏語る 福島県酒造組合の鈴木賢二さん 会津若松市の「かんます」

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「金賞受賞酒を楽しむ会」で酒造りの舞台裏語る 福島県酒造組合の鈴木賢二さん 会津若松市の「かんます」

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福島県酒造組合特別顧問の鈴木賢二さんを招いた「金賞受賞酒を楽しむ会」は6月28日、会津若松市のデジタル田園酒場かんますで開かれた。参加者は金賞受賞酒や料理を味わいながら、鈴木さんがざっくばらんに明かす酒造りの舞台裏に耳を傾けた。
かんますを運営するシンクの主催。鈴木さんは全国新酒鑑評会の審査の流れなどを分かりやすく解説し、福島県が金賞受賞数日本一10連覇を逃した2022酒造年度時も振り返った。「酒のキレやコクに関わるコメの溶け具合で意見が分かれた。溶けると思って作ったが結果的に溶けず作戦が失敗した」と語り、その経験が日本一奪還につながったとした。
この数年、県オリジナル酒米の「福乃香」や「夢の香」を使う酒蔵が増えているのは良い傾向だと強調。若手の育成も進んでいるとし「伝統を引き継いでほしい」と期待した。
トークにはかんますのバーチャル店員で唎酒師Vチューバー(バーチャルユーチューバー)のほのり、福島テレビアナウンサーの松山理穂さんも参加した。(会津版)