市内に住む外国人の観光ツアー「FURU―NEWすかがわ」 福島県須賀川市 魅力届けて、インバウンド増へ

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市内に住む外国人の観光ツアー「FURU―NEWすかがわ」 福島県須賀川市 魅力届けて、インバウンド増へ

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福島県須賀川市は市内在住の外国人を対象にした観光ツアー「FURU―NEWすかがわ」を6月29日、初めて開催した。母国の知り合いに須賀川の魅力を発信してもらうことで、新たなインバウンド(訪日客)増につなげる。
市内にはベトナム、フィリピン、中国、ミャンマー、タイ、韓国などから約550人の外国人が住んでいる。市内に住む外国人に須賀川の風景や施設、食を再認識してもらい、動画やSNSなど発信を促すのが狙い。「故(FURU)きを温ねて新しき(NEW)を知る」にちなんで「FURU―NEWすかがわ」と銘打った観光ツアーを企画した。
当日はベトナム、ネパール、インドネシア、スリランカ、イタリアの5カ国の20人が参加した。風流のはじめ館では、和室で茶道を体験した。須賀川茶道連合会の会員が煎茶と抹茶を振るまい、参加者はスマートフォンで所作を撮影しながら、お茶を味わった。
あじさいが見頃を迎えた古寺山で散策を楽しんだあと、松明通りでウルトラマンモニュメントと記念撮影したり、神炊館神社などを訪れたりした。くまたぱん本舗では須賀川ならではの味を堪能した。(県南版)