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国重要無形民俗文化財に指定されている「慶徳稲荷神社御田植祭」は6日、福島県喜多方市慶徳町の慶徳稲荷神社周辺で行われた。
慶徳小の4~6年生25人が境内で五穀豊穣を願う「早乙女踊り」を奉納した。氏子らが太鼓や笛の音を鳴り響かせながら、デコ人形(田植え人形)などを掲げ町内を練り歩いた。
神田では女子児童がかすりの着物にすげのかさの早乙女姿で苗を手植えした。男子児童は農機具を持った白狐の衣装に身を包んだ。
日本北限の田植え神事とされ、約520年の歴史を持つ。例年、半夏生の7月2日に行われていたが、伝統の継承を第一に考え、昨年から7月第1日曜日に変更して執り行っている。