成功祈願する「代参」始まる 福島県南会津町田島地域 22日から「会津田島祇園祭」

  • [エリア] 南会津町
成功祈願する「代参」始まる 福島県南会津町田島地域 22日から「会津田島祇園祭」

福島のニュース


22日から24日まで福島県南会津町田島地域で催される国重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭」を前に、祭礼を取り仕切るお党屋組による「代参」が7日、始まった。本番まで毎日参拝し、祭りの成功を祈願する。
代参は、お党屋組の代表が田出宇賀、熊野両神社まで歩いて参拝する行事。初日は今年の当番お党屋組を務める中町下側組の田出宇賀神社党本の渡部英明さん、熊野神社党本の渡部栄次さんが参拝した。
これに先立ち、しめ縄張りの神事などを行った。お党屋組はこの日から潔斎に入り、肉や卵などを口にせずに身を清める。
また、田島しゃんぎり保存会の会員28人は祇園祭で披露するお囃子「しゃんぎり」を奉納した。法被姿の子どもたちがしゃんぎりを奏で、本番に備えた。
参道を彩る御神燈の点灯も始まった。約120基が並び、参道を幻想的に照らしている。(会津版)