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飼い犬目線で避難生活などを描いた絵本「手紙
お母さんへ」の原画展は20日まで、福島県南相馬市小高区のおれたちの伝承館で開かれている。
開館2周年の記念展示。「手紙
お母さんへ」は浪江町で学習塾を営んでいた堀川文夫さん、貴子さん夫婦が自費出版した絵本。東京電力福島第一原発事故の影響で夫婦とともに避難した飼い犬目線から、故郷を奪われた悲しみや避難生活などを描いている。同書の絵は学習塾の教え子らが担当し、会場には約30枚を並べている。夫婦に届いた教え子からの手紙やその返信も展示している。
入場無料。時間は土、日曜日は午前10時から、月、火曜日は午後0時からともに午後4時30分まで。19、20の両日、午後2時から堀川さん夫婦が同館を訪れ、絵本の読み聞かせやトークイベントを繰り広げる。問い合わせは同館
メールアドレス2021moyai@gmail.comへ。(相双版)