福島のニュース
福島県選管委県中地方事務局長の貝羽敦司県中地方振興局長らは8日、郡山市の尚志高を訪ね、生徒に20日投開票の参院選への投票を呼びかけた。同事務局が選挙啓発で高校を訪問するのは初めて。
若い有権者の選挙への関心を高め、主権者教育に役立ててもらう狙い。貝羽局長は投開票日翌日となる21日時点で18歳の人は投票権を得るため、3年生のおよそ3分の1が有権者となるとした上で、「クラスメートにも選挙の周知をお願いしたい。部活動で忙しければ、期日前投票を活用してほしい」と述べた。生徒代表で3年の松本琉さん(18)と倉又晴男校長に啓発ポスターとティッシュを手渡した。
松本さんは6月に18歳の誕生日を迎え、今回の参院選が初めての投票となる。貝羽局長からの呼びかけを受け、「若者の意見を政治に反映させたい」と表情を引き締めた。空手道部に所属している。部活の仲間や家族にも投票を促すと話し、「有権者の一人として大事な一票を無駄にしない」と言葉に力を込めた。
啓発グッズは全3年生437人にそれぞれ贈られる。同局は同校のほかにも市内の大学や専門学校を訪ね、啓発活動を行う。(郡山版)