救急搬送の共同実習 福島赤十字病院と福島市消防本部 熱中症増加に備え

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救急搬送の共同実習 福島赤十字病院と福島市消防本部 熱中症増加に備え

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福島市の福島赤十字病院と市消防本部は、救急搬送に関する共同実習を市消防本部で実施した。同病院で勤める看護師が救急業務や現場対応を理解した。
気温上昇に伴い熱中症の危険性が高まるため、地域医療の連携を強化しようと実施した。参加者は市消防本部の通信指令システムの見学や救急車での同乗訓練を行った。萩原暁美外来看護師(54)は「救急車内の設備を理解できた。協力できる関係性を築いていきたい」と話した。
福島赤十字病院は市内で最も救急車を受け入れている。2024(令和6)年度の搬送件数は4184件と過去最多で、増加傾向にある。両者は今後も定期的に実習などを行う予定。顔の見える関係を大事にし、協力体制を強化していく。(県北版)