推進パッケージを進化 福島市総合教育会議 教員の働き方改革 時差出勤制度の試行など追加

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推進パッケージを進化 福島市総合教育会議 教員の働き方改革 時差出勤制度の試行など追加

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福島市役所で9日開かれた市総合教育会議で、市教委は教員の働き方改革の取り組み状況を示した。
昨年3月に策定した働き方改革推進パッケージを進化させ、時差出勤制度の試行、勤務間インターバル11時間以上を確保するための校内協力体制構築、校務DX(デジタル変革)化の推進や校務用端末更新による業務改善・効率化を、チャレンジ項目に加えた。
昨年度の小中学校の不登校児童生徒状況も示した。小学校は前年度比27人増の243人だった。児童1000人当たりの出現率は前年度比2・4人増の20・5人。中学校は58人減の485人で出現率は前年度比8・6人減の79・5人だった。
いじめ認知件数は小学校は前年度より1件多い180件、中学校は前年度より2件少ない65件だった。いじめ重大事態は今年度、小中学校で各1件発生していることが示された。
小中学校の劣化した外壁リフレッシュ、教室・体育館照明のLED化の工事が、当初予定していた夏休み中に実施できない見通しも示された。国補助の採択が保留になった影響。一部事業は6月下旬に国補助が採択されており今後、学校現場と調整して最適な工事時期を調整する。(県北版)