開館25周年迎えるアクアマリンふくしま(福島県いわき市) 古川館長「子どもたちの未来を後押し」

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開館25周年迎えるアクアマリンふくしま(福島県いわき市) 古川館長「子どもたちの未来を後押し」

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福島県いわき市小名浜のアクアマリンふくしまは12日、子どもたちが自然への扉を開く契機となるよう施設の一部を改修し、新たな屋外体験エリアを開設する。15日には開館25周年を迎える。古川健館長(62)は「子どもたちが未来へ向けて歩んでいける施設にしていきたい」と意欲を見せる。
―25周年となる。今後どのような水族館を目指していくのか。
「同館は昨年、博物館法に位置付けられる『登録博物館』となった。来場者に楽しんでいただくのはもちろんだが、博物館としての役割を担い、社会的な責任も果たしていかなければならない」
―来年3月11日には東日本大震災から丸15年となる。被災地の水族館として果たすべき役割は。
「震災だけでなく、近年も全国各地で災害が発生している。被災した経験がある水族館として災害への備えや重要性を伝えるだけでなく、地域の中核施設であることを胸に刻み、希望と勇気を与えられる存在でありたい」
―小名浜道路の開通やサッカーJ2いわきFCの新スタジアム整備計画など話題が多い。
「周辺施設との連携を通じて地域活性化につながるよう期待している。小名浜地区の魅力を一層広めるために、地域全体で協働していくことが大事だ」