会津学鳳11点打ち勝つ 郡山、6回に6点返す 夏の高校野球福島大会(7月11日)

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会津学鳳11点打ち勝つ 郡山、6回に6点返す 夏の高校野球福島大会(7月11日)

福島のニュース

▽1回戦
会津学鳳11-8郡山
【評】会津学鳳が粘る郡山を振り切った。会津学鳳は一回、星匠の右越え二塁打から先制。三回は斎藤の2点中前打などで5点を加えた。五回は星匠の中前適時打などで加点。郡山は六回、渡辺の3点三塁打などで6点を返したが攻め切れなかった。■悔しさ糧に成長
会津学鳳、昨秋敗戦の相手に雪辱
会津学鳳は昨秋に敗れた郡山の猛追を振り切る成長ぶりを見せ、2年連続の初戦突破を果たした。一回の右越え二塁打など、3安打4出塁で攻撃をけん引した1番星匠真は「初打席で大きな当たりが出て、チームに勢いを与えられた」と胸を張った。
郡山は昨秋の県大会2回戦で対戦し、サヨナラ負けを喫した相手だ。惜敗した選手は一球の重みを痛感。守備では捕球動作の確認など基礎に立ち返り、攻撃ではトス打撃で対応力強化に励んだ。
六回、郡山に一挙6点を返され、昨秋の試合の敗戦が頭をよぎった。だがチームは冷静だった。「自分たちを信じ切ろう」。主将の横山裕貴を中心に声をかけ合った。六回は大竹純弥の中越え三塁打から再び1点を返した。七回は星柚太の中前適時打で加点し、攻撃の手を緩めなかった。
チームは初の県大会優勝を目標に掲げる。2回戦は昨夏準優勝で第2シードの学法石川と対戦する。横山は「挑戦者の気持ちで思い切りプレーする」と闘志をみなぎらせた。
▼郡山・渡辺雄太郎(六回に3点三塁打)いつも気にかけてくれる3年生を勝たせてあげたかった。先輩が支えてくれたように今度は自分がチームを引っ張る。◇会津工、南会津を下す▽1回戦
会津工7-1南会津
【評】投打がかみ合った会津工が南会津を下した。会津工は二回、渡部学の中越え三塁打から先制。四回は本田の左翼線への適時二塁打などで4点を加えた。先発川上が8回1失点。南会津は五回、星明の二塁打で1点を返したが追加点が遠かった。
▼会津工・川上莉央(先発し8回1失点)角度のある直球と変化球を織り交ぜ、打たせて取る投球を意識した。過去最高成績のベスト4入りを目標に全力で戦う。
▼南会津・星明(五回にチーム唯一の適時打)自分のバットで好機をつくろうと打席に入った。直球の外角を強く振り抜けた。基礎練習に励み、技術力向上を図りたい。