大雪被害乗り越え… 福島県猪苗代町の宇川ブルーベリー園、今季の営業開始

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大雪被害乗り越え… 福島県猪苗代町の宇川ブルーベリー園、今季の営業開始

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福島県猪苗代町三ツ和の宇川ブルーベリー園は今季の営業を始めた。今年2月の大雪で設備が全壊し、枝が折れるなどの被害が出た。収量は例年の半分程度と見込まれるが、「楽しみにしている人のために」と営業にこぎ着けた。
今年2月、約85アールのブルーベリー畑は3メートル近い雪に覆われた。枝折れなどの被害を防ごうと、雪にすっぽりと埋まった樹木を何度も掘り起こしたが、半分近い木に被害が出た。防鳥ネットを張るための支柱は雪の重みで倒れ、ネットを掛けるワイヤは大きく曲がった。
雪解けと共に拡大する被害に、園主の宇川勝久さん(46)は絶望した。ただ、1年前から摘み取り体験などの予約が入っている。支柱、ワイヤの整備、剪定作業に全力を尽くし、今夏の営業に間に合わせた。勝久さんと妻千賀子さん(45)は「収量は少ないが、味は例年通りおいしい。酸味が少なく、食べやすい」と自信を持っている。
摘み取り体験は30分食べ放題で小学生以上600円、未就学児400円。お土産用のパックも付く。8月中旬頃まで楽しめる。
問い合わせは宇川ブルーベリー園へ。