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平和の尊さや尊重し合う大切さを考える「ふくしまヒューマンフェスティバル2025『人権と平和展』」は25日から29日まで、福島市のアオウゼで開かれる。戦後80年に合わせ、市内渡利に投下された模擬原爆の破片の展示と投下を記憶する市民の講演、被爆三世の講演などを催す。
原爆投下後の広島市街地の様子を疑似体験するVR(仮想現実)ゴーグルを設置し、広島市の高校生が被爆体験証言者の話を聞きながら描いた「原爆の絵」約60点を展示する。模擬原爆投下についての講演は渡利地区歴史研究会の斎藤英さんが語る。平和や核兵器についての問いかけ形式の展示「核兵器と戦争に関する16の問い展」も催す。市内の中学生を対象にした平和へのメッセージ作品展のイラストやメッセージ約1千点を紹介する。
男女共同参画についての「あなたからのメッセージ」作品展に寄せられた小学4年から一般の約600点を展示する他、人権擁護に関する展示を繰り広げる。ボッチャ体験コーナーも設ける。
市の主催。入場無料。午前9時30分から午後7時。被爆三世の講演と模擬原爆についての講演は27日午後2時30分から催す。参加希望者は事前に申し込む。問い合わせ、講演の申し込みは市総務課へ。
人権擁護委員の佐藤清子さんと市の担当者が観覧を呼びかけている。(県北版)