平和の願いを音に込め 福島県郡山市で「被爆ピアノ」の演奏会 5歳から70代までの有志14組がビートルズなど

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平和の願いを音に込め 福島県郡山市で「被爆ピアノ」の演奏会 5歳から70代までの有志14組がビートルズなど

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広島市に投下された原爆の爆心地から約3キロ圏内に残された「被爆ピアノ」の演奏会は13日、福島県郡山市のミューカルがくと館で開かれた。来場者はピアノの音色に聞き入り、戦後80年に平和への思いを新たにしていた。
みやぎ生協・コープふくしまの主催。世界で戦争が繰り返される中、平和を考えるきっかけにしてもらう目的。被爆ピアノを修復した調律師の矢川光則さん(広島市)があいさつした。
公募で選ばれた県内外の5歳から70代までの有志14組が演奏した。ビートルズの「レット・イット・ビー」やベートーベンの「悲愴」などを、願いを込めて奏でた。演奏者の平和に寄せたメッセージが紹介された。
演奏会に先立ち、矢川さんの実話に基づいた映画「おかあさんの被爆ピアノ」を上映した。