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福島県葛尾村の再生骨材製造業「福島グリーンフィールド」が村東部産業団地に整備する路盤材の製造工場は12月の操業開始を目指す。事業を通じて東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興や、地域経済活性化に貢献する。15日、現地で地鎮祭が行われ、関係者が工事の安全を祈った。
約8150平方メートルの敷地に製造棟や資材置き場などを新設する。県内の火力発電所や製紙工場から排出される焼却灰を再利用し、路盤材を生産する。年間約3万3000トンの製造を見込む。地元の石材会社などに卸す。工場操業に伴い、地元を中心に5人以上の新規雇用を計画している。
地鎮祭には関係者10人が出席した。松本憲里一社長、篠木弘村長らがくわ入れした。松本社長は「地元の力となり、村の復興に貢献していきたい」と決意した。