福島のニュース
▽2回戦
会津北嶺4-1東日大昌平
【評】投打がかみ合った会津北嶺が東日大昌平に快勝した。会津北嶺は四回、渡部のゴロが野選を誘い先制。五回には倉田の2点左前打などで3点を追加した。先発関根は1失点完投。東日大昌平は九回に斎藤の左前打で1点を返したが、反撃が遅かった。■会津北嶺、投打に完成度高く
2年関根が完投
4番倉田4安打
ノーシードの会津北嶺が第3シード東日大昌平を撃破した。好投手を攻略し、先発の左腕関根恒喜が1失点完投と投打で相手を上回った。木口奨監督は「関根は緩い球を交ぜてタイミングを外せた。バックもしっかり守ってもり立てた」とたたえた。
関根は80キロ台のスローカーブを見せ球に、直球やスライダーをコースに散らして凡打の山を築いた。「初球にカーブを投げて相手を驚かせ、直球を速く見せられた」と手応えを得ていた。七回は野手陣が飛び付いて好捕するシーンが相次ぐなど2年生投手の好投が守備にも良いリズムをもたらした。
4番倉田頼杜は4安打2打点と攻撃をけん引。昌平の主戦・伊奈蓮樹対策で、5メートル前から打撃投手に投げさせ速球に目を慣らした。五回1死満塁で打席が回り、3球目の内角低めの直球を左翼へはじき返して2点を加えた。「際どいコースを見極めて甘い球を捉えられた。練習の成果が出た」と胸を張った。
夏は2023(令和5)年の準決勝が最高成績。関根は「まずはベスト4を超えるのが目標。次も気負うことなく、精いっぱい投げたい」と自然体を強調した。■東日大昌平、早過ぎる終戦
先発伊奈の直球勝負裏目
秋の県大会準優勝、東北大会8強の東日大昌平が2回戦で姿を消した。県内随一の右腕との呼び声高い主戦・伊奈蓮樹が7回4失点と乱れた。「どこのチームよりも長い夏を目指してきたが、初戦敗退でふがいない」と嘆いた。
最速139キロの直球を軸に押し、三回まで無失点と立ち上がりは上々だった。四回は無死一、三塁から自らの野選で失点。五回はストレートの四球で走者を出すと、4連打を浴び3点を奪われた。捕手のサインに首を振り、直球勝負を挑んだが外野にことごとくはじき返された。「球が切れていてベストの状態だったが、相手の打撃が上回った」とうなだれた。
今後は大学を念頭に野球を続け、レベルアップを誓う。「エースとして経験したことを伝え、後輩たちに初の甲子園出場を果たしてもらいたい」と悲願を託した。
会津北嶺4-1東日大昌平
【評】投打がかみ合った会津北嶺が東日大昌平に快勝した。会津北嶺は四回、渡部のゴロが野選を誘い先制。五回には倉田の2点左前打などで3点を追加した。先発関根は1失点完投。東日大昌平は九回に斎藤の左前打で1点を返したが、反撃が遅かった。■会津北嶺、投打に完成度高く
2年関根が完投
4番倉田4安打
ノーシードの会津北嶺が第3シード東日大昌平を撃破した。好投手を攻略し、先発の左腕関根恒喜が1失点完投と投打で相手を上回った。木口奨監督は「関根は緩い球を交ぜてタイミングを外せた。バックもしっかり守ってもり立てた」とたたえた。
関根は80キロ台のスローカーブを見せ球に、直球やスライダーをコースに散らして凡打の山を築いた。「初球にカーブを投げて相手を驚かせ、直球を速く見せられた」と手応えを得ていた。七回は野手陣が飛び付いて好捕するシーンが相次ぐなど2年生投手の好投が守備にも良いリズムをもたらした。
4番倉田頼杜は4安打2打点と攻撃をけん引。昌平の主戦・伊奈蓮樹対策で、5メートル前から打撃投手に投げさせ速球に目を慣らした。五回1死満塁で打席が回り、3球目の内角低めの直球を左翼へはじき返して2点を加えた。「際どいコースを見極めて甘い球を捉えられた。練習の成果が出た」と胸を張った。
夏は2023(令和5)年の準決勝が最高成績。関根は「まずはベスト4を超えるのが目標。次も気負うことなく、精いっぱい投げたい」と自然体を強調した。■東日大昌平、早過ぎる終戦
先発伊奈の直球勝負裏目
秋の県大会準優勝、東北大会8強の東日大昌平が2回戦で姿を消した。県内随一の右腕との呼び声高い主戦・伊奈蓮樹が7回4失点と乱れた。「どこのチームよりも長い夏を目指してきたが、初戦敗退でふがいない」と嘆いた。
最速139キロの直球を軸に押し、三回まで無失点と立ち上がりは上々だった。四回は無死一、三塁から自らの野選で失点。五回はストレートの四球で走者を出すと、4連打を浴び3点を奪われた。捕手のサインに首を振り、直球勝負を挑んだが外野にことごとくはじき返された。「球が切れていてベストの状態だったが、相手の打撃が上回った」とうなだれた。
今後は大学を念頭に野球を続け、レベルアップを誓う。「エースとして経験したことを伝え、後輩たちに初の甲子園出場を果たしてもらいたい」と悲願を託した。