福島のニュース
福島県は16日、水稲に被害を与える斑点米カメムシ類の多発生が見込まれるとして県内全域に注意報を発令した。県は生産者に早期防除の徹底を呼び掛けている。
今年度、県が発した病害虫の注意報は果樹カメムシ類に続き2回目。県が実施した調査で今月上旬の斑点米カメムシ類の発生数が例年よりも多く、特に会津地方や浜通りで目立つという。県によると、斑点米カメムシ類は稲の穂を吸汁して玄米の一部に斑点を作るため、コメの等級が落ちるなどの被害が生じるという。
県は防除対策として薬剤散布や水稲の出穂10日前までの除草作業などの徹底を生産者に求めている。