福島のニュース
▽2回戦
福島成蹊4-0ふたば未来
【評】福島成蹊が第6シードのふたば未来に零封勝ちした。福島成蹊は一回、2死二、三塁から菅野の左中間への2点適時打で先制。六回は千種の左前打などで2点を加えた。先発佐藤紘が完封した。ふたば未来は8安打放ったが、好機で一本が出なかった。■緩急生かし凡打の山
福島成蹊の先発佐藤紘「持ち味出せた」
第6シードふたば未来を撃破した福島成蹊は少ない好機をものにして4点を奪った上、先発佐藤紘斗が完封と投打で相手を上回った。「投球やフォームの緩急など自分の持ち味を出せた試合だった」と満面の笑みを見せた。
直球を軸に、後半はスライダーなど変化球を織り交ぜるなど相手打線に慣れさせず、凡打の山を築いた。「味方が先制点を取ってくれたおかげ」と落ち着いた投球を後押ししてくれた打撃陣にも感謝した。得点圏に走者を置いても、併殺を取るなど野手も好守備でもり立てた。
春は支部予選で敗退し県大会に進めず、チームがばらばらになりそうな時期もあった。「プレーや練習を初心に戻ってやっていこう」。3年生が1週間ほどかけて話し合い、夏本番に懸ける思いをぶつけ合った。佐藤は「全員が同じ方向を見るようになり、(大会に向け)勢いがつけられた」と振り返る。
夏は2021(令和3)年の4強が最高成績。「福島の一番下からはい上がっていく立場だ。一戦必勝で勝ち上がっていく」。過去の栄光にすがらず、〝挑戦者〟として戦う覚悟を示した。■ふたば未来エース井堀
逆転信じ粘投
昨秋の県大会4強入りした第6シードのふたば未来が2回戦で姿を消した。主戦井堀陽弥は「こんなところで終わるとは思わなかった」と肩を落とした。走者を背負っても磨いてきたチェンジアップで三振を奪い、要所を締めた。一回から失点するなど苦しい投球が続いたが、味方の逆転を信じて最後まで懸命に腕を振り続けた。大学でも野球を続けるつもりの背番号1は「誰が投げても安心な投手陣をそろえ、上を目指してほしい」と後輩に後を託した。
福島成蹊4-0ふたば未来
【評】福島成蹊が第6シードのふたば未来に零封勝ちした。福島成蹊は一回、2死二、三塁から菅野の左中間への2点適時打で先制。六回は千種の左前打などで2点を加えた。先発佐藤紘が完封した。ふたば未来は8安打放ったが、好機で一本が出なかった。■緩急生かし凡打の山
福島成蹊の先発佐藤紘「持ち味出せた」
第6シードふたば未来を撃破した福島成蹊は少ない好機をものにして4点を奪った上、先発佐藤紘斗が完封と投打で相手を上回った。「投球やフォームの緩急など自分の持ち味を出せた試合だった」と満面の笑みを見せた。
直球を軸に、後半はスライダーなど変化球を織り交ぜるなど相手打線に慣れさせず、凡打の山を築いた。「味方が先制点を取ってくれたおかげ」と落ち着いた投球を後押ししてくれた打撃陣にも感謝した。得点圏に走者を置いても、併殺を取るなど野手も好守備でもり立てた。
春は支部予選で敗退し県大会に進めず、チームがばらばらになりそうな時期もあった。「プレーや練習を初心に戻ってやっていこう」。3年生が1週間ほどかけて話し合い、夏本番に懸ける思いをぶつけ合った。佐藤は「全員が同じ方向を見るようになり、(大会に向け)勢いがつけられた」と振り返る。
夏は2021(令和3)年の4強が最高成績。「福島の一番下からはい上がっていく立場だ。一戦必勝で勝ち上がっていく」。過去の栄光にすがらず、〝挑戦者〟として戦う覚悟を示した。■ふたば未来エース井堀
逆転信じ粘投
昨秋の県大会4強入りした第6シードのふたば未来が2回戦で姿を消した。主戦井堀陽弥は「こんなところで終わるとは思わなかった」と肩を落とした。走者を背負っても磨いてきたチェンジアップで三振を奪い、要所を締めた。一回から失点するなど苦しい投球が続いたが、味方の逆転を信じて最後まで懸命に腕を振り続けた。大学でも野球を続けるつもりの背番号1は「誰が投げても安心な投手陣をそろえ、上を目指してほしい」と後輩に後を託した。