福島のニュース
参院選は19日、街頭での選挙運動最終日を迎える。本県選挙区(改選1議席)に立候補しているのは届け出順に、参政党の新人大山里[り]幸[さ]子[こ]候補(51)、政治団体「NHK党」の新人越智寛之候補(51)、自民党の現職森雅子候補(60)、立憲民主党の新人石原洋三郎候補(52)、無所属の新人遠藤雄大候補(40)。大山、森、石原の3候補の選対本部長に手応えや意気込みなどを聞いた。越智、遠藤の両候補は選対本部長を置いていない。■大山里幸子陣営
大石富美子氏
幅広い世代に浸透
全国的に党の知名度が高まり、県内でも減税推進をはじめとした政策や理念が浸透してきた。選挙カーを走らせると高齢者が遠くから手を振ってくれる。若者だけでなく幅広い世代に支持が広がっていると感じる。公示後に新規の党員やサポーターが増え、今までは他の政党を応援していた人が今回は街頭演説や事務所に来てくれている。手応えを感じているが、最後まで党の政策を訴える。■森雅子陣営
太田光秋氏
着実に支持広がる
県内各地域に設けた選対本部が中心となって党員や党友、友好団体などに呼びかけて支持は着実に広がっている。少子化担当相、法相と2度の閣僚経験を含め3期18年にわたってさまざまな場面で活躍してきた実績、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの本県全域の復興に力を尽くしてきた点を強調し訴えてきた。陣営全員で心を一つにして、勝利に向け最後の最後まで戦い抜く。■石原洋三郎陣営
小熊慎司氏
政策実現期待の声
食料品の消費税率ゼロをはじめとする物価高騰対策や農業の直接支払制度「食農支払」の創設、政治の信頼回復など多岐にわたる政策を訴えてきた。特に、消費税減税は有権者から「実現してくれ」との期待の声がある。全国に32ある改選1人区のうち、とりわけ福島は激戦だ。選挙戦最終日に野田佳彦代表が本県でマイクを握る意味合いは大きい。気を緩めずに最後の最後までやり切りたい。