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福島県の南会津署は17日、交流サイト(SNS)型ロマンス詐欺の被害を防いだとして東邦銀行田島支店の渡部加奈さんに感謝状を贈った。同支店で開かれた南会津地区金融機関防犯協会の総会の席上、贈呈式が行われた。
同署によると、7月11日、70歳代の男性が「SNSで知り合った人から、日本に荷物を郵送するのにお金がかかる。代わりに振り込んでほしいと言われた」と来店した。窓口担当の渡部さんは詐欺の可能性が高いと判断し、男性に話を聞いて通報した。
贈呈式で阿部由起夫署長が渡部さんに感謝状を手渡した。渡部さんは「防犯意識をさらに高めて対応したい」と話した。会長の岩橋謙治支店長が同席した。
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南会津地区金融機関防犯協会の総会では、成り済まし詐欺防止のための窓口対応訓練が行われた。300万円を振り込みたいと訪れた来店者に、行員が詐欺が疑われると説得し、警察に通報する流れを実践した。
署員が詐欺の手口などを講話した。防犯対策の推進など今年度の事業計画を決めた。(会津版)