福島のニュース
音楽イベント「浪江駅発!ストリートミュージックフェスタ」は20日、福島県浪江町のJR浪江駅前で開かれた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後初めてで、15年ぶりの開催となる。地域の復興への願いを乗せた多彩な音色が街中に響いた。
町中心部で夏に催されていた恒例イベントを懐かしむとともに、さらなるにぎわいを生み出そうと町民有志らでつくる任意団体「なみえFM」が主催した。町出身のユニット「satoko&satomi」や和太鼓グループ「太鼓波音」など9組が出演した。歌声や演奏を披露し、駅前を音楽で彩った。
会場には浪江駅前の懐かしい写真を展示した。飲食ブースが並んだほか、浴衣の着付け体験も繰り広げた。駅前の歴史を感じてもらう町歩きも実施した。
なみえFMは今後もイベントを継続し、再び町の恒例行事にしたい考えだ。