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福島県白河市の中心商店街ににぎわいを創出する「しらかわ軒先市」は19日、市内本町や新蔵町、大工町などの一帯で開かれ、買い物客が周遊型フリーマーケットを楽しんだ。
須賀川市で2023(令和5)年から行われ好評の「すかがわ軒先市」のノウハウを導入した。初回は薬局や文具店、呉服店など25店舗が参加、それぞれの軒先を開放した。
書店が花や野菜を並べたり、美容室が炭酸飲料のラムネを売ったりと各店舗が自由な発想で客を呼び込んだ。市民は商店街を散策しながら店先をのぞき、店主らと談笑した。
実行委員長の冨岡香織さんは3年前に大阪から白河市にUターンした。帰省する度に寂しくなる商店街に心を痛めていた。「テーマは『まち開き』。歩きながら、ふだん入ったことがないお店を知ってほしい」と話す。
次回は10月11日に予定しており、年に3回ほど開催したいと意気込む。「しらかわ軒先市」のインスタグラムでも逐次、情報を発信している。(県南版)