福島のニュース
東北ユースオーケストラ(TYO)の2025年度(11期)団員が21日、顔合わせと第1回合同練習を福島市の民報ビルで行った。来年3月に東京都で予定している演奏会に向け、親交を深めた。
東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手3県出身・在住の児童から大学院生までの91人で編成し、月に1回程度、同ビルで練習する。顔合わせには団員や関係者ら約90人が出席した。協賛するJA共済連福島の服部道夫本部長が「気持ちやスキルを高めて感動的な演奏をしてほしい」と激励した。
TYOの成り立ちや今後の日程などを確認した後、団員らが自己紹介をした。午後はパートごとに別れて合同練習をした。キャプテンの奥山愛唯さん(宮城教育大3年)は「前キャプテンの意思を引き継ぎ、人と人との支え合いを大事にしたい。聞いた人が前向きになれるように練習していく」と意気込んだ。
TYOは故坂本龍一さんの震災復興支援プロジェクトとして2014(平成26)年に発足した。