福島のニュース
22日に福島県南会津町田島地域で始まった国重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭」で、田出宇賀、熊野両神社で催された例大祭で浦安の舞が奉納され、厳かに神事が営まれた。夜には屋台が運行され、地域は祭りムード一色となった。
例大祭で今年の当番お党屋組の中町下側組の氏子らが臨み、玉ぐしをささげて祭礼の成功を願った。中高生4人が浦安の舞を奉納し、調べに合わせて扇や鈴を手に舞った。
会津鉄道会津田島駅前の県道交差点でオープニングセレモニーが催された。猪股裕一町観光物産協会長、渡部正義町長らがあいさつしてテープカットした。田島保育園と會津田島太鼓保存会が和太鼓を演奏して盛り上げた。席上、明治安田生命保険の高橋現郡山支社長が祭りの助成金17万円の目録を渡部町長に手渡した。
夕方から四つの屋台が運行された。子どものかけ声に合わせて引き手が勢いよく走らせた。屋台で上演された子供歌舞伎を住民らが見守り、役者の熱演に拍手を送った。(会津版)