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福島県産モモの主力品種「あかつき」の出荷がJAふくしま未来(本店・福島市)で始まった。今年は天候に恵まれ、大ぶりで品質も良好といい、28~31日ごろに最盛期を迎える見込み。
開花から満開までの期間の気温が暖かく推移し、5月以降は適度な降雨もあり、順調に育った。猛暑を踏まえ、収穫前の果実の温度が高くなりすぎないよう、着色向上のために使う反射シートを、熱を帯びにくい白色にするなどの対策を農家に呼びかけている。
ふくしま未来は23日、桑折町の桑折共選場を報道陣に公開した。傷や病害の有無などで選別し、光センサーで糖度や着色を調べ、手作業で箱詰めした。糖度が12度以上あれば十分おいしく食べられる甘さで、この日に選果したあかつきの平均糖度は13・8度だった。最盛期は5キロ入りを1日1万箱以上出荷する予定。
もも部会連絡協議会の大槻栄之会長(桑折町)は「大玉に仕上がっており、食味もいい。ぜひたくさん味わって」と話した。