宇宙分野を中心に連携 福島県の会津大と岡山県の岡山大がアライアンス協定締結

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宇宙分野を中心に連携 福島県の会津大と岡山県の岡山大がアライアンス協定締結

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会津大(福島県会津若松市)と岡山大(岡山市)は宇宙分野を中心に連携し、相互の研究教育の機能強化を図る。24日、アライアンス(同盟)協定を締結した。
会津大は南相馬市のロボットテストフィールドに月面の地表に似た物質を敷き詰めてクレーター地形を再現した実験場を整備するなど、宇宙航空分野で豊富な活動実績がある。岡山大は会津大が今年から取り組む宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究事業のメンバーとして参加するなど、これまでも個別のプロジェクトで協力してきた。協定締結によって連携をより強固にし、双方の研究教育や産学官連携を推進する。
スタートアップ・ベンチャー分野での活動も視野に入れており、岡山大の学生が福島県を訪れ、東日本大震災からの復興に学びを深める人材育成事業も想定している。
同日、会津大で締結式を行い、会津大の束原恒夫理事長兼学長と岡山大の那須保友学長が協定書に署名した。束原理事長兼学長は「それぞれの強みを生かし、両大学の教育研究の発展に寄与したい」、那須学長は「さらなる科学技術の進歩やイノベーションの創出に貢献したい」とあいさつした。