福島のニュース
福島県浪江町と日本生命保険は協力し、地域の健康増進やスポーツ振興に取り組む。24日、両者が連携協定を結んだ。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興が進む町は、町民の健康維持が課題となっている。健康福祉の向上や疾病予防、青少年育成、産業振興に向けて連携を深め、町の復興加速化につなげていく。
具体的な取り組みとして、9月に乳がんセミナーを催す予定。タレントの矢方美紀さん(元SKE48)が自身の闘病体験を語り、早期発見につながる検診の重要性などを考える機会とする計画だ。
町役場で協定締結式が行われ、吉田栄光町長と日本生命保険福島支社の松原久武支社長が協定書を交わした。吉田町長は「復興まちづくりを後押ししてくれる」と期待を寄せた。松原支社長は「さまざまな事業を実施し、町のために尽力していきたい」と決意した。
日本生命保険が福島支社管内(県北、相双地方)の市町村と同様の協定を結ぶのは初。(相双版)