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福島県の福島市消防本部は25日、福島市の80代女性が自宅の庭先で倒れているのが見つかり、救急搬送後に熱中症の疑いで死亡したと発表した。県消防保安課によると、県内で熱中症の疑いによる死者が確認されたのは今年初めて。
市消防本部によると、同日午後0時5分ごろ、女性宅の近隣住民から「高齢女性が屋外で倒れていて、意識がない」と119番通報があった。救急隊が駆け付けると、女性は自宅の庭先で倒れていた。心肺停止状態で市内の医療機関に搬送されたが、その後、死亡が確認されたという。■熱中症疑い福島県内19人搬送、1人重症
福島民報社が県内の各消防本部に聞き取ったところ25日はこの女性のほか、午後5時までに福島、いわき、白河、須賀川、南相馬、桑折、西会津、会津坂下、金山、中島、矢吹の11市町村で男女計19人が熱中症の疑いで医療機関に搬送された。重症は1人、中等症は6人、軽症は12人。