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福島市の市街地でツキノワグマの目撃が相次いだのを受け、市は8月下旬にも、移動経路とみられる荒川沿いの6カ所に忌避音響装置を設ける。市街地への出没のほか、人身・農業被害などを未然に防ぐ。木幡浩市長が25日、定例会見で発表した。
福島大食農学類の望月翔太准教授(市有害鳥獣対策協議会アドバイザー)の助言の下、クマの嫌がる高音域を発する装置を配する。設置場所は、あづま総合運動公園西部にある上流域から、フルーツラインの日の倉橋付近の下流域にかけて。ただ、運動公園周辺には安全管理上、設置しない。
市は現在、吾妻地区で餌となる放任果樹の伐採や、身を隠せるようなやぶの刈り取りを地元町内会と協力して実施している。(県北版)