真夏の暑さに負けぬ熱い戦い! 二本松城(福島県二本松市)で「水鉄砲合戦」

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真夏の暑さに負けぬ熱い戦い! 二本松城(福島県二本松市)で「水鉄砲合戦」

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日本百名城の二本松城(霞ケ城)を舞台に水鉄砲を楽しみながら歴史を体感する「水鉄砲合戦~二本松城攻略戦」は27日、福島県二本松市の霞ケ城公園で開かれ、参加者が真夏の暑さにも負けぬ熱い戦いを繰り広げた。
二本松商工会議所観光振興委員会の主催。二本松藩や二本松少年隊の歴史に触れてもらい、郷土への愛着を育んでもらおうと初めて企画した。ルールは、金魚すくいで使われるポイを頭に付け、待ち受ける「スナイパー」に水鉄砲でポイを撃ち落とされると脱落とみなされる。本丸に立てた旗を手中にした参加者が勝者となる。
市内外から約180人が参加した。ポイが破れないように石垣や木の陰に隠れたり、気勢を上げて水鉄砲で果敢に突撃したりして、本丸の旗を目指した。敵陣深く攻め入り、待ち受けるスナイパーの水攻めをかわして反撃するなどし、大いに盛り上がった。
優勝した二本松市の武藤秀翼さん(安達高2年)は「暑さを忘れるぐらい涼しく、歴史も肌で感じることができた。参加して良かった」と笑顔を見せた。総大将を務めた菅野京一二本松商工会議所会頭は「子どもたちに山城の魅力を感じてもらえたのではないか」と初の試みを振り返った。