どんな子ども食堂をつくりたい? 「こども食堂の開設体験会」で運営学ぶ 福島県郡山市

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どんな子ども食堂をつくりたい? 「こども食堂の開設体験会」で運営学ぶ 福島県郡山市

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福島県郡山市は、子ども食堂の立ち上げを検討している市内の個人・団体を後押しする「こども食堂の開設体験会」に初めて乗り出した。第1回目は25、26の両日、市中央公民館で実施し、参加者が食堂の準備や開設、食事提供までの一連のノウハウを学んだ。
現在、市内では33団体が35カ所で子ども食堂を運営している。子ども食堂へのニーズが年々高まっているのに伴い、新規開所を目指す個人と団体を支援する目的で開催した。
25日は約20人が参加した。市こども総務企画課放課後児童サポート係の馬場守吉係長が「食事だけでなく、地域交流や体験活動ができる『子どもの居場所づくり』を目指してほしい」とあいさつした。
星総合病院で栄養管理士を務める戸松明子さんと二瓶祐子さんが講師を務めた。参加者は5班に分かれ、どのような子ども食堂をつくりたいかをそれぞれ発表した。「そば打ちの同好会に参加しているので、そばを提供したい」「子どもと一緒に収穫した野菜を調理し、提供したい」などの考えが挙がった。引き続き、食中毒予防対策や食物アレルギーに関する説明が行われ、各班で献立を考えた。
26日は班ごとに考えた献立を作り、あらかじめ募った子どもと保護者に振る舞った。
第2回目は8月2、3の両日、同所で行われ、約10人が参加する予定。(郡山版)