子育て環境充実へ協定締結 福島県浪江町とイオンファンタジー イベント、交流の場づくり

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子育て環境充実へ協定締結 福島県浪江町とイオンファンタジー イベント、交流の場づくり

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福島県浪江町とイオンファンタジー(千葉市)は協力し、地域の子育て環境の充実に取り組む。教育と遊びを融合したイベントの開催、子どもたちの交流の場所づくりなどの活動を通じ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興加速化につなげる。町がJR浪江駅周辺整備事業で駅前に新設する商業施設内に子どもの遊び場を設置することも検討する。28日、両者が連携協定を結んだ。
イオンファンタジーが県内の市町村と同様の協定を締結するのは初めて。両者は遊びを通しながら子どもたちが学習を深められる環境作り、オンラインを活用した交流事業などを実施する方針。町の子どもの人数が増加する中、子育てしやすいまちづくりを推進する。
初の連携事業として8月3日に町内の屋内遊び場「ふれあいげんきパーク」で町民交流会を開く。施設を利用する親子が交流を深められる機会をつくる。今後、施設の職員を対象にした研修会も実施し、子育て支援施設の環境充実を図る。
町役場で協定締結式が行われ、吉田栄光町長と藤原徳也社長が協定書を交わした。吉田町長は「実効性のある継続的な取り組みを通じ、子どもの笑顔を町全体で支えていく」と述べた。藤原社長は「子どもを笑顔にするノウハウを存分に発揮し、町の今後の発展に寄与する」と決意した。