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福島県古殿町出身の和食料理人野崎洋光さん(72)は26日、同町で料理教室「野崎洋光の魔法のレシピ」を開いた。故郷を代表する特産品のこんにゃくを使ったアレンジ料理を伝授した。
町内で開催されている体験型イベント「フルドノタイム」の一環。町内外から22人が参加し、こんにゃく加薬あえ、こんにゃくステーキ、こんにゃく麺を使ったゆで鶏ラーメンの3種類の料理に挑戦した。
野崎さんは最初に地域の食文化の歴史や豊かさを説明した後、「包丁の目を細かく入れると味の染みが良くなる」、「必ず水からゆでる」などと、こんにゃくをおいしく食べる調理法を伝授。実習では班に分かれて調理する参加者のテーブルを回りながら、食材の切り方や火の通り加減などを助言した。
友人に誘われて参加した福島市の主婦前薗栄美さんは、「食材の本来の味を楽しめる調理法を教えてもらった。自宅でも作って子どもに食べてもらいたい」と話していた。(県南版)