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福島県南会津町の会津高原だいくらスキー場(田島)が存続されるのを受け、町や指定管理者、民間でつくる官民連携チームが動き出した。7月28日に町役場で第1回会議を開き、町民とのつながりの強化に力を入れ、新たな顧客獲得につなげると確認した。
チームは町、指定管理者の株式会社みなみあいづ、町商工会、町観光物産協会、町振興公社、だいくらスキー場を未来につなぐ会、田島スキークラブ、NPO法人ひのきスポーツクラブで構成する。だいくらが将来にわたり安定して運営できるよう、方策を考えて実行する。
だいくらは関東圏をはじめ、県外の利用客が多い。当面は地元住民とのつながりを強めるのを目標とする。民間のアイデアを生かしながら指定管理者と取り組みを続ける。
町は町有4スキー場のうち、だいくらと北日光・高畑(伊南)の両スキー場の閉鎖方針を出したが、公費負担を削減しながら存続させる方針に転換した。4スキー場ごとに官民連携組織を立ち上げて振興策を協議する。次期指定管理期間後の2031(令和13)年度以降は2029年度までの経営状況を見て存続するか判断するとしている。(会津版)