全国高校総体レスリング女子57キロ級で準優勝 筒井選手(ふたば未来3年) 「ふたば未来で成長できた」

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全国高校総体レスリング女子57キロ級で準優勝 筒井選手(ふたば未来3年) 「ふたば未来で成長できた」

福島のニュース


28、29の両日に島根県雲南市の三刀屋文化体育館アスパルで行われた全国高校総体(インターハイ)レスリング競技の個人対抗戦女子57キロ級で筒井双選手(18)=ふたば未来3年(福島県)=は優勝を目指したが悔しい銀メダル。それでも「ふたば未来を選んだからこそ成長できた」と感慨を口にした。
2回戦から登場し、準決勝までの3試合をわずか30秒台で勝ち上がる無類の強さで勝ち上がった。決勝の相手は昨年10月に敗れた木村美海選手=千葉・日体大柏3年=。雪辱を誓い臨んだが0―5と完封された。「自分の得意な形が研究されていた。もっと技をふやしていかないと世界で勝てない」。8月にブルガリアで開幕するU―20世界選手権女子55キロ級に出場する筒井選手はさらなる成長を誓った。
水戸市出身。進路に悩む中で「レスリングマット2面の専用施設など環境が充実している」との理由でふたば未来の門をたたいた。昨年、U―17世界選手権57キロ級で準優勝。ともに出場し女子69キロ級で3位に輝いた内山陽誇選手ら世界で活躍する仲間と練習を積むことで大きな飛躍を遂げた3年間だった。
将来は五輪出場を目指す。「支えてくれる両親や先生はもちろん、応援してくれる広野町のみなさんに恩返しがしたい」。悔しさを胸に世界での飛躍を誓った。(相双版)