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福島県小野町の中学生議会は1日、町役場で開かれた。小野中の3年生が、若者ならではの視点で町の活性化や観光振興などについて質問をぶつけた。
民主主義に理解を深め、まちづくりに関心を持ってもらおうと企画。希望者を募り、7人が参加した。村上昭正町長と田村弘文町議会議長があいさつした。宇佐美琴音さんが議長を務め、6人が空き家問題や交通対策、勉強場所の確保などについて質問した。村上町長らが一人一人に丁寧に答弁した。
このうち、新田朔也さんは、空き家や田畑の有効利用について質問。現状について問うとともに、安い金額で空き家や遊休農地を貸し出したりすれば、移住者や交流人口が増えるのではないかと訴えた。磯崎太一さんは、観光業について、町の自然豊かな地形を生かしたサイクリングロード整備や、オリジナルのマンホールのふたで誘客できないか提案した。
議会終了後、有賀仁一町教育長が「町を思った前向きな質問ありがとうございます。これからも町に対して関心と期待を持ってほしい」と講評した。参加した生徒は、議長席に座ったり、村上町長、田村議長らと名刺交換するなどして、交流した。
登壇した生徒は次の通り。
新田朔也、磯崎太一、佐藤昂之介、宍戸万葉、先崎柚葉、根本香穂、宇佐美琴音(県南版)