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福島県伊達市と姉妹都市を提携している北海道松前町の松前中生徒を招いた交流事業は7月30日から1日まで、市内で行われた。
江戸時代に松前藩が同市梁川町に転封され、1984(昭和59)年から旧梁川町が姉妹都市として交流を続けていた。2016年度から、梁川中と松前中の生徒が交互に行き来する交流を重ねてきた。今年で10回目を迎えた。梁川中生徒会長の佐藤亜優果さんら7人と松前中生徒会副会長の藤原希羽さんら5人が参加した。
30日は松前中の生徒らが須田博行市長を訪ね、意見を交わした。31日は、両中の生徒がゆかりのある梁川町の松前藩墓地の興国寺などを見学した。梁川中校舎内に設けた松前と梁川の結びつきを紹介する「松前の部屋」に掲げる看板作りも共同で行った。松前中生が地元の浜辺で集めた貝殻などを使って文字を表現した。夕食で生徒らはバーベキューをしながら交流を深めた。
最終日は市内のモモ畑でモモの収穫を体験した後、友情を育んだ生徒らが別れを惜しみながら再会を誓い合っていた。(県北版)