福島のニュース
県都の夏の風物詩「福島わらじまつり」は最終日の3日、福島市の羽黒神社に大わらじを奉納し、3日間の日程を終了した。
実行委員会や「〝福〟担ぎ隊」のメンバーら約60人が長さ約12メートル、幅約1・4メートルの大わらじを担ぎ、「わっしょい」とかけ声を上げながら境内に運び込んだ。実行委の小河日出男委員長、小賀坂宏友大わらじ座組座長らがあいさつした。
〝福〟担ぎ隊は今年初めて募った。市内の自営業阿部千恵子さん(53)は「以前から担ぎ手に参加したかった。今後も地域で盛り上げ、まつりが長く続いてほしい」と振り返った。
福島わらじまつりは1、2の両日、市内の国道13号(信夫通り)などで大わらじパレード、わらじおどりなどを繰り広げた。仙台市の外国語指導助手(ALT)ルビーローサ・インガメルズさん(27)は昨年の東北絆まつりでわらじまつりを知り、3日間観覧した。14日にイギリスに帰国するといい、「パレードの参加者が多くてびっくりした。帰国後にぜひ周囲に伝えたい」と語った。