「レンゲショウマ」見に来て 福島県の準絶滅危惧種 白河市の天狗山で初の「まつり」

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「レンゲショウマ」見に来て 福島県の準絶滅危惧種 白河市の天狗山で初の「まつり」

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福島県の準絶滅危惧種・レンゲショウマを堪能する初めての「まつり」が9日午前9時から午後3時まで、白河市表郷番沢の天狗山で開かれる。入場無料。
天狗山でレンゲショウマの保全活動に3年前から取り組んでいる修明高地域資源科植物資源専攻班の主催、おもてごう里山クラブなどの後援。修明高生やおもてごう里山クラブの会員が、レンゲショウマの自生地まで案内する。
会場では修明高のオリジナル物産品である「修明ハチミツ」「ブルーベリージャム」「乳酸飲料サンピス」などの他、多肉植物や取れたて新鮮野菜などを販売する。
レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で高さ約80センチ。夏に直径4センチほどの薄紫色の花を咲かせる。本州太平洋側の温帯域や四国に分布するが、目にする機会はまれとされる。「森の妖精」「森のランプ」とも言われる。
おもてごう里山クラブの穂積栄治会長は「修明高の生徒さんのおかげで天狗山のレンゲショウマは900本まで増殖した。珍しい花を堪能できる貴重な機会だ」と話している。駐車場を完備している。問い合わせは穂積会長へ。