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福島県喜多方市の喜多方桐桜高は協同組合蔵のまち喜多方老麺会と連携し、喜多方ラーメンの振興と地域活性化に向けた喜多方ラーメン缶バッジのカプセルトイを開発した。8日から市内3カ所で販売する。
同校の課題研究の一環として取り組んだ。喜多方ラーメンのPR手法として、近年人気を集めているカプセルトイに着目した。缶バッジに老麺会加盟全33店が提供しているラーメンの写真を記載している。和風のフォントを採用し、ローマ字を併記することでインバウンド(訪日客)にも手に取りやすいデザインとした。1つ300円で、市内の喜多方ラーメン神社、喜多方ラーメン来夢喜多方本店、坂内食堂で購入できる。缶バッジ製作に市内の5.SHES(ファイブシーズ)が協力した。缶バッジ全33種類を集めると、老麺会商品券1万円分が当たる抽選会に応募できる。
4日、市役所で開発報告会が開かれた。喜多方桐桜高経営マネジメント科の3年生6人と老麺会の花見拓理事長、5.SHESの鈴木治代取締役社長らが訪れた。遠藤忠一市長が「缶バッジを持ち帰って付けてもらうことで、大きな宣伝になる。世界に打って出る商品ができた」とあいさつし、カプセルトイを体験した。開発に携わった同校の渡部美優さんは「喜多方ラーメンの魅力が地元の人から海外の人まで伝わるきっかけとなり、喜多方がもっと盛り上がってほしい」と話した。